2024-01

お寺の話

『代受苦者(だいじゅくしゃ)』他人の苦しみを自分のこととして感じられる者になる【令和6年1・2月満福寺お寺のお便り】

仏教には「代受苦(だいじゅく)」という言葉があります。 これは、誰かが事故や災害などで思いがけない出来事で命を落としたり、あるいは病気を患ったりしたとします。 そうした時に「本当は、私がそのような苦しみを負うはずだったのに、私の代わりにその人が苦しみを引き受けてくれた」 つまり、私に代わってその人が亡くなった、私の代わりにその人が病気になった、私の代わりにその人が被難に見舞われた、というように、「代受苦者(だいじゅくしゃ)」となり、自分の身に降りかかろうとしている境遇を"代わり"に引き受けてくれたのだと考えることを言います。
健康

子どもの脳をどう育むか?「これからの子ども達がAIに負けない充実した幸せな人生を送るための3つの方法」

こんにちは、お寺の住職・保育園の園長をして15年目のしゅうじょうです。 先日、京都市保育連盟主催の保育フェスタ・子育て講演会にスタッフとして参加してきました。 今回の子育て講演会での講師の先生は『ホンマでっか!TV』(フジテレビ)や『所さん!大変ですよ』(NHK)などの多数のTV番組に出演されている。脳科学評論家である澤口俊之(さわぐちとしゆき)先生です。 今回の講演会のテーマは、「子どもの脳をいかに育むか」でした。
明日好き言葉

『ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン』《明日好き言葉》

この言葉は、スマップの代表すべきヒット曲である『世界に一つだけの花』の歌詞に出てくる言葉になります。 この歌の作詞・作曲を手がけられた槇原敬之さんは自身のある不祥事により、逮捕されてしまった際、自分を見つめ直すために仏教に出会い、あるお経に影響を受けたそうです。 その時に「人生」をテーマにして、書き上げた楽曲の一つが『世界に一つだけの花』になります。そして、この影響を受けたお経になるのが、浄土宗寺院でよく読まれている、極楽浄土の様子が描かれた、『仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)』になります。
明日好き言葉

『あなたの運命はあなたの行いによって変化する』《明日好き言葉》

仏教の教えに人の行いには三種類があります。 そして、その人の運命はその行いによって決まるのだとお釈迦様は説かれています。 その行いのことを三業(さんごう)と呼び、三業とは、『①体の行い・②口の行い・③心の行い』の三種類になります。 この三種類の中で特に重要なのが『心の行い』になります。なぜ「心の行い」が一番大切なのかというと、
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