新しい年を迎え、元旦から3日までの三が日には、10年ぶりに門幕を掛け、檀信徒の皆さまに山門からお入りいただいてお参りしていただくことができました。

師僧である奐乘上人・一乘上人もきっと喜んでくれていることと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、春のお彼岸までには満福寺令和大改修工事がすべて完了する予定です。綺麗になった満福寺へ、皆さまのお参りを心よりお待ちしております。
昨年11月、満福寺の本山にあたります、長岡京市にある総本山光明寺の御影堂、阿弥陀堂、釈迦堂などの八棟の建造物が国の重要文化財に指定されました。

光明寺は、建久九年(1198)に熊谷直実が、法然上人を開祖として「念仏三昧院」を建てたことに始まります。また、法然上人が初めて「念仏」の教えを説いた地であることから「浄土門根元地」となっています。安貞二年(1228)には、この地で法然上人のご遺骸が荼毘に付され、廟堂が建立されました。
その後、戦乱や火災による被害を受けながらも、その都度再建され、今日まで「お念仏の教え」が大切に守り伝えられてきました。現在の本堂は宝暦三年(1753)に建てられた七間堂で、内陣と外陣の間に金剛柵がある以外は仕切りがなく、広々とした開放的な空間が特徴です。これは、浄土宗寺院の本堂が使いやすい造りへと変化していく初期の姿を伝える貴重な例といえます。

彫刻などの装飾もほどよく施され、良質な材料を用いて、京都洛中の大工と洛西の地元大工が協力して建てた質の高いお堂です。境内には、めずらしい形をした阿弥陀堂、書院造の特徴を残す釈迦堂、彫刻が豊かで華やかな御本廟のほか、鐘楼や総門なども残っています。
これらの建物は、江戸時代中期以降に復興した当時の寺の姿を今に伝えるものとして、高い歴史的価値が評価され、今回の重要文化財指定に至ったそうです。
今回、重要文化財に指定されたことは「ゴール」ではなく、総本山光明寺が次の世代へ「南無阿弥陀仏」のお念仏の教えを受け渡していくための新たな「スタート」であると受け止めています。
様々な建物や仏さまの素晴らしさを伝えていくことはもちろん、光明寺の一末寺である満福寺もまた、光明寺のようにお参りに訪れた方が心がホッとして笑顔になれる場所であり続けられるようこれからも努めてまいります。
2月のお寺の日には涅槃図の前で皆さまとお勤めをします。ぜひ賑々しくお参り下さい。


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