木々の葉も色づき、秋の深まりを感じる頃となりました。朝晩はめっきり冷え込むようになりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
満福寺の山門石畳の舗装工事も完成に向けて着実に進んでおります。ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。
さて、11月はお十夜・総墓供養の月になります。

総墓供養は、昭和47年に六満保育園(現:六満こども園)が満福寺の境内に建てられた際、もともとあった檀信徒さまのお墓を、無理をお願いして移動していただいたことに由来します。
そして、そのおかげで、現在までこども園の子ども達が園庭で元気いっぱいに遊ぶことができています。
このご恩に感謝の気持ちを込めて、お十夜法要の際には園児たちとともに各檀信徒さまのお墓にお線香と樒をお供えし、総墓供養のお勤めをさせていただいております。
これは師僧や老僧からもっとも大事にしていかないといけないと教えだと聞いてきました。
日本では神道や仏教を信仰する方が多いですが、世界にはキリスト教やイスラム教など、さまざまな宗教があります。
「宗教」という言葉には「唯一・根本となる教え」という意味があるそうです。世界の宗教の多くは一神教ですが、多くの仏様や神様が存在し、神仏が交わる日本の場合だけ、この「宗」という字に特別な意味があるといわれています。それが「祖霊・先祖」という意味があるそうです。
私たちが日々の生活の中で「挨拶をしなさい」「箸の持ち方」「言葉の使い方」などの大事なことを学んできたのは、両親や祖父母からであり、その教えは代々受け継がれてきたものです。
また、お彼岸やお盆にお墓参りをして手を合わせるとき、手の温もりを感じることができると思います。
その温もりは、当然ですが心臓が動いていなければ感じられません。その心臓を動かしている力は自分の力ではなく、自分の力を超えた「私を生かしてくださっている不思議な力」であることに気づかされれると思います。
私たちのご先祖さまを10代さかのぼると、なんと!先祖の数は約1,024人になるそうです。
その1024人もの多くのご先祖さまたちが未来の子孫たちに『幸せに生きてほしい』と思われてあなたはこの世に生まれてきたのです。
この果てしない命のつながりに感謝することができたとき、自然と手を合わせて「南無阿弥陀仏」と感謝のお念仏が口からこぼれるのではないでしょうか。
今年も園児たちとともに、数多くのご先祖さまに見守られていることに感謝しながら、心を込めて手を合わせ、葬墓供養のお勤めをさせていただきます。
令和7年11月21日(金)13:30からの満福寺で厳修される、お十夜法要のお説教では京都市・久世にあります。大藪・萬福寺のご住職であられます、長野諦縁師にお説教をお願いしております。
長野師のお寺は洛西地域の観音霊場となっており、本尊の聖観音菩薩坐像は、幾度となく兵火や近隣の火災から免れ「火災予防の観音様」として尊重されています。ご朱印・マタニティ教室・ヨガなど、地域に根差した居場所となるような様々な活動をされており、いつもお手本とさせていただいています。
実は、私も長野師のお説教をお聴きするのは初めてなので楽しみにしております。
ぜひ、満福寺の本堂に足をお運びいただき、長野師のお説教、並びにお十夜・総墓供養の法要を聞きにきていただいて、改めてご先祖さまに感謝して今を大切に生きる気持ちに気づいていただけると嬉しいです。賑々しくお参りください。
お十夜法要のお説教に参加していただいた方、先着10名様に『萬福寺×満福寺コラボ限定書置き御朱印』を頒布させていただきます。
また、萬福寺様の
★満福寺からのお知らせ★

・『満福寺十夜会法要』 於:満福寺
令和7年11月21日(金) 13:30から 
13:35~  【お説教】 大藪・萬福寺 長野諦縁師 
14:25~  【法要】 お十夜法要・総墓供養
15:20頃  終了予定
※参加無料!どなたでもご参加いただけます。お説教のみの参加も可能です。
お申込みはお電話(075-841-1196)か公式InstagramにDMしていただくか、
専用申し込みフォーム(https://forms.gle/csiuqwkthx3jdp8SA)に申し込みをお願いいたします。
たくさんのお参りお待ちしております。

・『法話と語り部』於:満福寺
令和7年12月21日(日) 13:30から(13:00開場)
参加費:1000円(定員50名)
13:30~  【法要・法話】 満福寺住職:内海秀乘
14:10~  【語り部】『戦艦大和を語る』(ザ・ぼんち 里見まさと氏)
15:00頃  終了予定
※お申込みはお電話(075-841-1196)か公式InstagramにDMしていただくか、
専用申し込みフォーム(https://forms.gle/CktkPZcN4MvGy42p9)に申し込みをお願いいたします。
こんな貴重な機会はめったにありません!ぜひライブで里見まさと氏の講談をお聴きいただけると嬉しいです。
たくさんのお参りお待ちしております。
 
 
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