新緑の美しい季節となりました。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
4月20日に、六満こども園の年長児たちとともに、鐘撞堂の宝珠にかかっていたカバーを外し、絵本作家である永田萠さんに描いていただいた陶板絵画パネルのお披露目をさせていただきました。

また、新しく迎えた「錦鯉」を庭園の池に放流し、令和大改修プロジェクトが無事に完了いたしました。
約3年間にわたりご協力を賜りました檀信徒の皆さま、そしてクラウドファンディングに協力していただいた満福寺とご縁を結んでいただいた多くの方々に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


お寺や神社の池に鯉(こい)がいることは、生命力の象徴とされ、良い運気を呼び込むと信じられております。
また鯉は、「来い・好意・高位」といった語呂の良さからも、縁起の良い生き物とされています。
このたび放流いたしました鯉は、4人の子どもたちと、多くの鯉の中から一匹ずつ選ばせていただきました。
私が選んだ錦鯉は、背中に「昇り龍」を思わせる柄のあるもの、もう一匹はハートのような模様を持つものです。

「龍」は古来より「出世」や「飛躍」の象徴とされ、中国の故事には「鯉が滝を昇って龍となる」という言い伝えがあるように、その力強い姿に願いを重ね、お寺の発展と、お参りに来られる皆さまの運気上昇とご多幸を祈念して選びました。
もう一匹の鯉には、「愛(あい)」の願いを込めています。六満こども園の毎朝のお集まりの時に、園長である母が園児たちにいろんな「あい」を大切にして過ごしてほしいという話をよくしてくれています。
「あい」には、「話しあい・助けあい・協力しあい・励ましあい・愛しあい」など、多くの温かな言葉があります。
一人の力は小さくとも、一人ひとりが「あい」を大切にすることで、やがて二人、三人と広がり、多くの人の心に温かさが伝わっていきます。その「あい」が広がり、皆さまが幸せに過ごされますよう願いを込めて、錦鯉たちを池に放流させていただきました。
また、鐘撞堂の宝珠は、『六満こどもの家』(夜間保育園)の園舎にあった宝珠塔を大切に引継ぎ、新たに金箔を施しました。
宝珠は「願いを叶えるもの」とされていますが、それは決して「自分の思いのままに物事が叶う」ということではありません。
世界で戦争や飢餓などで苦しむ人々や身近な大切な方々の幸せを願う。そのような「人のために願う心」こそが、宝珠に込められた本当の願いであると感じております。
さて、5月の「お寺の日」は毘沙門天法要をお勤めいたします。
満福寺の中庭にある毘沙門天様の前で、檀信徒の皆さまの一年の無病息災とご多幸を祈念いたします。
新緑の美しい庭園も一緒にご覧いただきながら、ぜひ満福寺へお参りいただき、「お参りしてよかった」と感じていただけるよう、今後も精進してまいります。
当日は賑々しくお参りいただけましたら幸いに存じます。

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