『報恩感謝(ほうおんかんしゃ)』《明日が大好きになれる言葉》

明日好き言葉

『報恩感謝』とは今の自分に与えられている「ありのまま」の環境に感謝し、その恩に報いていこうとする気持ちのことです。

お釈迦さまは「報恩感謝」について、『知恩(ちおん)』・『感恩(かんおん)』・『報恩(ほうおん)』の3つを教えられています。

まず、「知恩」とは、自分が多くの人に支えられて生きていることを知ることです。私たちは、誰にも頼らずに生きていると思っていても、実際には、自分だけの力で生きている人は一人もいません。

誰もが、必ず誰かの支えを受けて生きているのです。そのことに気づくことで、「ありがたいなあ」という感謝の気持ちが湧いてきます。これが「感恩」です。

そして、「幸せな人が感謝するのではなく、感謝する人が幸せになる」と言われるように、「ありがたい」という思いが深まると、「自分を支えてくれた人を笑顔にしたい」「恩返しをしたい」という気持ちが生まれてきます。これが「報恩」です。

つまり、「知恩」から「感恩」へ、「感恩」から「報恩」へと、心がつながっていくのです。

「恩」という漢字は、“因(原因)を知る心”と書きます。

すなわち、「今の自分があるのは、どんな原因(誰のどんな支え)によるのか」を考えることです。

私たちは、両親がいなければこの世に生まれることもできませんでしたし、衣・食・住をすべて用意してもらわなければ、ここまで生きることもできなかったはずです。

松下幸之助さんも、「感謝の心のないところからは、決して幸福は生まれてこない。また、感謝の心が高まれば高まるほどに、それに比例して幸福感も高まっていく」と語っておられます。

今、自分が存在しているのは、多くの支えがあったから・・・

その多くの恩に感謝し、支えてくださった方々に喜ばれる生き方をしていきたいですね。

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