これがいいではなく これでいいのだ

明日好き言葉

この「これでいいのだ」という言葉は天才バカボンのパパの台詞です。
この言葉は、ただ馬鹿の一つ覚えで言っている言葉ではありません。実は、「悟りの言葉」でもあるのです。
「これでいいのだ」という言葉には「あるがまま」、「ありのまま」を受け入れるという仏教の悟りの境地が表されているのです。

コロナ禍になり世界の状況が一変したように、世の中には自分が思うようにならない不都合なことが多々あります。それこそが仏教でいうところの「四苦八苦」であり、お釈迦様が説かれたようにその苦しみの一番の原因は「自分の思い通りにならないこと」なのです。何か自分に不都合なことが起こると、「あのときこうすればよかった」、「あの人が悪い」などと私たちは後悔したり他人を恨んだりします。そして、自然と自分を「重苦しい陰の世界」に閉じ込めてしまっているのだと思います。

「人の人生は心によって作られる」という言葉があるように、ネガティブなことを積み重ねていけば、それが積み重なってそのような人生になる。しかし、不都合なことが起きてもありのままを受け入れ、ポジティブな言葉を積み重ねていけば、必ず幸せな人生が待っているのです。
「これでいいのだ」という言葉には、この世界の理不尽も不自由も認めて、すべてありのままを受け入れる。上手くいかないことがあっても、大丈夫なんだと自分を信じてあげる。
もし、結果を変えることができないのなら、無理をして変えるのではなく、「これがいい」とこだわることをやめて「これでいいのだ」とありのままを受け入れることから始めて、この瞬間を楽しんで生きることが大事なのだと思います。

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