この言葉は「二刀流」でお馴染み、現在はメジャーリーグで大活躍されている大谷翔平選手の言葉であります。
大谷選手はその実力はもちろんのこと、審判やボールボーイへの紳士的な対応、丁寧なファンサービスなど人柄の良さでも知られています。
そんな大谷選手の行動の中でも多くの話題を読んでいるのが、試合中にグラウンドのゴミを拾うというものです。
大谷選手は、「なんでゴミを拾うのか…」と聞かれると「人が捨てた幸運を拾っている」 と答えています。ゴミを拾うことは、「幸運、つまり良い運を拾うことになる」と考えているのです。
実は、この「ゴミを拾う」という教えは、花巻東高校の恩師である、「佐々木洋監督」によるもので、
「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾うんだ。そして自分自身にツキを呼ぶ。そういう発想をしなさい」と教わったそうです。そして、大谷選手は佐々木監督のこの教えを守り、今でもゴミを拾い続けているのだと思います。
「ゴミを拾う」という行為は、人間の根本的な欲求として「誰かから認められたい」という承認欲求を満たす効果があり、ゴミを拾う事で、良いことをしたという貢献感を感じ、それが自分の心の余裕にも繋がるのです。つまり、自分の心に余裕がある分、誰かのために心を使うことができ、自然と運やチャンスが自分に巡ってくるのです。
「命」を「運ぶ」と書いて、『運命』といいます。
『運』という字の「軍」は、戦車で巡らすという意味があり。戦って生きていくために武器も運ぶし、物資も運ぶ、軍の行く道で、昔の人は不運や幸運はめぐりまわってくるものと考えられていて、不運も幸運も運(めぐりあわせ)であると思われてきました。
戦いも自分の人生も、未来に向かって1秒ずつ変わっていきます。
そこに様々な人や不思議なご縁が関わってきて、また変化していく。時というものの中で、命を運んでいく。
まさに、『運』とは、めぐりあわせの命なのです。
時をいただきながら、命をいただきながら、一度きりのあなたの人生を運んでいく中で、どれを捨てるのか、どれを選択するのかを自分で決めて、1日1日を大切に生きていく。
そして、あなたの行動次第で『運』は努力によって引き寄せることができるものなのです。
『運』は偶然ではなく、必然の産物だと大谷選手も言っています。
今日が一番若い日です。あなたも明日からではなく、ぜひ今日から一日一個ゴミを拾って、心に余裕を持って幸せになってみませんか?
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