『バッドエンドはない、僕たちは途中だ』《明日が大好きになれる言葉》

明日好き言葉

この言葉は小説家であり、お笑いコンビのピース・又吉直樹さんの言葉であります。

又吉さんは芸人になる為に養成所に入った際、そこには自分よりも明るく面白い人がたくさんいたが、数カ月で半分ぐらいが辞めていったそうです。

そのとき、一部のとんでもない能力を持っている人以外は多くの人が能力的にも、その段階ではあまり大差は無かったこと、そして、自分を含めた残った人たちが精神的に強かったのかと言われると、そんなものはなかったと思うと言っておられます。

じゃあ、又吉さんはなぜそこで辞めなかったのかと考えたときに、辞めた人はもしかしたら自分に何か課していたものが大きすぎたり、自分に対する期待が高かったのではないかと考え、

「自分はこうでなければならない」と、自分に大きな期待を課している中で、自分が怒られたり、評価されなかったりして、そのことがすごく辛くなって辞めてしまったのではないかと思ったそうです。

又吉さんは、誰よりも面白くなりたいという気持ちはもちろんありましたが、自分に課しているハードルが他の人より低くて、「上手くいかないことのほうが多い」と受け入れる体制ができていたかもしれない。

何かを頑張って続けたいと思うときは現状の能力は関係なく、そういう心構えが大切なのかもしれないと言っておられます。

又吉さんは誰にでも間違いなく可能性はあるが、一度自分が思い描いているビジョンであったり、そういうものを一旦疑っておくと何かあったときにすごく役に立つと言っており、

「自分は他の人から見たらどういう存在なのか?」「どれくらい自分は愛されるタイプなのか?」など自分を一旦疑ってみることで、自分の中にないものが強くなったり、苦しいことが起きても対応していけるのだと言っておられます。

生きていると仕事に対しても人間関係に対してでも、世の中に出たときにどうしようもないことがたくさん起こります。

何事にも真摯に向き合っているにも関わらず、意地悪なことを言ってくる人も確実にいて、排水溝をただ見つめているだけの時間など、そういう苦しい経験が誰にでも絶対に来るときがある。

それが、なかったら本当に幸せだと思うが、そういう時間は間違いなく誰にでも存在するのです。

ただ、そのような苦しい時間を又吉さんは

「嫌なこととか、しんどい夜が続くときは、これは次に良いことがあるための『フリ』だ」

と考えるようにしているそうです。

水も喉が渇いている時の方が美味しいし、いつでも水が飲める状況よりも水が飲めないときに飲んだ水の方が美味しいみたいなのと一緒で、しんどいことがあったら、その後、必ずどこかで楽しさが倍増するような面白いことや楽しいことがあるんだということ信じるようにしているそうです。

苦しいことが続く次にはいいことが必ず来るから「バットエンドはない、僕たちは途中なのだ」

人間は、やり続けたことしかできるようにならない。折れずに楽しくやり続けるからいつの日かできるようになる。

毎日1㎝でも進んでいれば『それは尊い前進』で、それを積み重ねることが成功するために大切なことなのです。

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