簡単に相手の心を動かせるコーチングテクニック③~「なんで」を「何」に変えて質問する~

おすすめ本紹介

こんにちは、「しゅうちゃん」ことお寺の住職・保育教諭をして15年目の秀乗です。

お寺の住職・こども園で働く中で、「檀信徒様との対人関係」や「子ども達への指導など」でコーチングテクニックがかなり役に立っていると感じます。

しゅうちゃん
しゅうちゃん

コーチングを知る前は「檀信徒様と話をするのがちょっと苦手だな」、子どもに対しても「何で自分の言うことを全然聞いてくれないのだろう」と悩むことが多かったですが、コーチングのテクニックを使うことで、これらの悩みがかなり少なくなったと感じます。

職場での人間関係や子育てで悩んでいる方が、コーチングのテクニックを知ってもらうことで、少しでもこれらの悩みが解消されると嬉しいです。

今回のコーチングテクニックは『「なんで」「何」に変えて質問する』です。

コーチングとは?

コーチングとは、対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーション技術です。

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しゅうちゃん、おすすめのコーチング本『新・コーチングが人を活かす』です。コーチングテクニックが分かりやすく解説されていて、とても良い本なので興味を持たれた方はどうぞ。

コーチングとティーチングの違い

ティーチングの定義

ティーチングはその名の通り、先生が生徒に授業を行うように経験豊富な人が、経験が浅い人を相手に自分の知識やノウハウを伝えるという手法です。

ティーチングにおけるコミュニケーションのスタイルは、指導者から指導を受ける側への一方通行となります。

また、ティーチングは指導者側が明確な答えを持っているという前提で行われることが多いです。 1対1で行われることもありますが、1対大人数の講義形式で行われることもあります。

コーチングの定義

コーチングは、対話を通してコーチングの受け手が、自ら答えを導き出せるようにサポートする指導の手法です。

コーチングにおけるコミュニケーションスタイルは、コーチする側とコーチングを受ける側が双方向となります。また、コーチングは指導を受ける側が答えを持っているという前提で行われることが多いです。

コーチングは基本的に1対1で行われ、相手に適切な質問を投げかけることで、本人の力で正解を導き出せるよう手助けをしていくものです。 ティーチングとは異なり、人間関係をしっかりと築き上げていく中で相手のやる気を引き出し、本人の努力をサポートしていく手法になります。

「なんで」を「何」に変えた質問をする

コーチングの鉄則は

『相手の発見を促し、安心して人を動かすこと』です

コーチングで最も大切なことは、「発見を促すこと」とコーチングに関する書籍には多く書かれています。

「発見を促すこと」とは相手の中にある、相手さえもそこにあると気付いていない内側の情報を「一緒に探索」し、見つけ出すというのがコーチングの基本になります。

今回は紹介するコーチングテクニックは「『なんで』を『何』に変えて質問する」です。

あなたは家庭で、子どもに対して

「なんでこんなことしたの」

職場などで、部下に対して

「なぜこんなことができないんだ」などの、

『なぜ』という言葉をよく使ってしまっているのではないでしょうか?

私も意識しないと気が付けば、「なんで」と多用してしまっています。

「なぜ」がよくない理由

「なぜ」と言われると、人は攻撃されないように防御壁を築きたくなるものです。

それは、子どもの頃から

「なぜそんなことをしたの」など『なぜ』と聞かれるのは、ほとんどが悪いことをしたときだからです。

良いことをしたときは誰も『なぜ』は使いません。

だから、『なぜ』という言葉を聞いたときには、人は悪いことを想像してしまい自然と防御態勢に入ってしますのです。

では、どのような「言葉掛け」に変えればよいのか?

『何』を使った質問をする

それは、

「なぜ」という言葉を「何」という言葉に変えることで、

客観的に問題をとらえることができ、相手の内側にあるものを発見することができるのです。

また、

「何」を使うことによって、相手が警戒せずにこちらの質問に答えやすくなるのです。

×「なんでこんなことができないの?」
ではなく

〇「これができるようになるには、何を工夫すればいいと思う?」

このように、

「なぜ」を「何」に変える質問をすると、相手は客観的に自分のできないことを理解でき、質問に答えることができるのです。

まとめ

「なぜ」には防御的な姿勢を引き出す可能性があります。

そして、

「何」には相手を警戒させず、質問に答えやすくさせる効果があります。

あなたが「なぜ」と言いたくなったら、「グッ」とこらえて

ぜひ、『何』を使ってみてください。

『何』を使うことによって、今までより短い時間で相手の思いを知ることができ、今まで以上に良い人間関係が築けると思います。

コーチングは何か難しいことをするのではなく、基本的には「相手の発見を促し、安心して人を動かすこと」になります。

「自分にはできない」ではなく、まず、「やってみる」ことが大切です。行動を起こさないと何も始まりません。

これから、いくつかのコーチングテクニックを紹介していきますが、

これらのコーチングテクニックを実践してもらうことで、職場や家庭での人間関係が良くなり、皆さんが幸せで充実した生活をすごしてもらうきっかけに繋がれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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